2016年6月5日日曜日

フットサルオランダリーグ (2016年5月18日 TPP vs asv LEBO)

オランダリーグ2015-2016、プレイオフ2位vs3位の最終戦。
過去2試合で、1勝1敗となり、この試合で勝したチームが決勝に進む大事な一戦。

もう何度か訪れたスタジアムだったので、試合開始の数分前に到着して、
いつものように入口へ。いつもは、コートの入り口のドアでチケットを売っているが、今日は観戦者が多いのか、受付ブースで販売していた。チケット窓口には、「チケット+LEBOユニフォーム 10ユーロ」と書いているではないか。Tシャツもゲットしちゃいました。

買ったばかりのTシャツを着て中に入ると、もうすでに座席はほとんど埋まっていた。
これまでに観たこのスタジアムの試合の中では、一番人が入っていた。

試合は、スピードとパワーのぶつかる見ごたえのある内容。
途中、TPPの選手が後ろからタックルしたことでレッドカードを受け、5-4のパワープレーに。
LEBOは絶好のチャンスだったが、シュートが性格性に欠き、
TPPがうまいこと時間を使っている間に、2分間が終了した。

LEBOには何人か黒人がいるけど、やはり黒人のスピードとパワーは全然違う。
足も長いし、これは日本人が対戦するとかなり苦戦しそう。
拮抗したこの試合の決勝ゴールを決めたのもLEBOのエースらしき黒人だった。
僕の目の前で、左サイドをえぐって、豪快に蹴られたボールはゴレイロの手の間を抜けゴールネットを揺らした。

LEBOが2-1で勝利して、決勝に進んだ。
もう一方の準決勝プレイオフも、同じくアムステルダムのKunooppuntが勝利して、
これで、リーグ戦で1位と2位だったアムステルダムの2チームが決勝を戦うことになった。

















2016年5月19日木曜日

フットサルチェコリーグ(2016年5月14日 Slavia Prague対Benago)

熱狂的なサッカー観戦の後、EDEN ARENAスタジアムから歩いて5分ほど東に行った場所に、ひっそりと屋内アリーナがありました。
サッカー観戦に来たサポータが、その後もどっとフットサル観戦に流れ込み、会場は満席になるんじゃないかな!
なんてことを少し思っていたんですが、多くのサポータの足はバス停に向かっていき、フットサル会場に足を運ぶのは、僕を含めて数十人程度。
どこの国もフットサルの環境は厳しいなあ、と改めて感じました。
 
もちろん、会場の周りにはポスターも何もないので、たまたまその場に来た程度では、目の前に来てもフットサルの試合があるのかどうかもわかりません
知る人ぞのみ中に入れる、といった状況ですね。
事前に調べていた僕は、迷わず中に入り、チケット売り場でチケット代(50コロネ、1コロネ=約4.5円)を払い、会場に侵入成功。
サッカーの試合が終わったのが17:20頃。17:45からの試合開始だったので、間に合うか心配でしたが、
ギリギリ、選手の練習が終わったころに到着で間に合いました。
またしても、フットサルの神様のご加護がありました。ありがとうございます!!
 
試合は、チェコフットサルリーグの準決勝play offの第二戦。
つまり、この試合の結果で、決勝戦のチームが決まるという大事な試合です。
対戦カードは、Slavia PragueBenago
Slaviaは、サッカー、ハンドボール、アイスホッケー等の多数のチームを持つ組織のようです。
相手はどこの地域なのかわかりませんでしたが、とりあえず、ユニフォームはバルサカラーだということが最大の特徴!
 
試合は、序盤から得点シーンが続き、Benagoが得点を続け、Slaviaはあっという間に4失点。
スタメン出場のゴレイロの足の調子が悪いようで、前半の早い段階から、若い兄ちゃんに交代。
しかし、運が悪いことに、その兄ちゃんも、相手選手と衝突して、足を強打。
兄ちゃんも負傷退場となり、1-6のスコア状態から、パワープレーを仕掛けることに。
しかし、それが功を奏して、パワープレーから2得点を挙げ、6-3で前半戦終了。
 
楽しみが後半につながった所でしたが、やはりパワープレーがずっと上手く続くわけはなく、
敢え無くパワープレー返しを連発でくらって、得点を入れるだけ、失点をしてしまう繰り返し。
あっけない失点の結果に、知らない間に満席になったサポータ達は、段々興奮状態に。
大声で罵倒するもんだから、サポータの応援にイライラする選手がちらほら。
コートにタオルを放り投げて試合を中断させたことをきっかけに、選手とサポータの間でちょっとしたいざこざもありました。
前のサッカーの試合から、ずっとビールを飲みまくっていたので、こういう結果になるのも無理ではないが。。。
(ちなみにチェコは、一人当たりのビール消費量は世界一なのです!)
 
応援は時間を追う事に荒っぽくなり、服を脱いで応援する若者の集団が出てくる始末。(上半身だけならず、下半身までも。。。)
残り試合時間が5分を切り、勝負が決まった当たりで、20名近くのお騒がせサポータは、罵声を残して、会場を去っていく。
そんな環境の中でも、選手は、最後まで全力で戦い、Slaviaはベストを尽くしました。
しかし、結果は7-12で、準決勝敗退。
 
試合後は、トロフィーの授与式がありました。恐らく準々優勝杯?
今シーズンの最終戦ということで、1シーズンを応援し続けたサポータに対して、選手たちから手渡しでユニフォームのプレゼントもありました。
フットサルは、サッカーの影に隠れて、目立たない存在であるのは日本も同じですが、
こうやって、熱心に応援しているサポータがいるのも同じです。
フットサルの楽しさがもっと多くの人に伝わる日が来ることを信じて、僕も欧州フットサルを応援していきます!
乞うご期待!














 
 
 

サッカーチェコリーグ(2016年5月14日 Sparta Praag 対 Vysočina Jihlava)

514日、チェコの首都プラハに行ってきました。チェコのサッカーリーグは最終節を迎え、Sparta PraagVysočina Jihlavaの試合を観戦してきました。今回のチェコ旅行の目的は、フットサル観戦でしたが、運良くフットサルの開催前にサッカーも同じ場所で開催しており、この日は、サッカーとフットサルを同じ日に観る事ができました。なんて幸せなことでしょう!以前に、JリーグとFリーグのコラボで、JFの共通観戦チケットなんて企画もありましたね。
 
思い付きで観戦に行ったので、チケットは事前購入してません。スタジアムのチケット売り場に行き、「どこでもいいから、一番安いのちょうだい」と伝えると、250チェココルナと言われました。(1チェココルナ=約4.5円)

 チケットを確保し、安心した所で、腹ごしらえにホットドッグを購入。焼きたての30㎝ぐらいの長ロングソーセージを、うすーいパンで挟んで食べます。こちらは1個が45コルナでした。欧州はどこに行ってもソーセージが美味しい。観戦の友には最高です!(ビールを飲めたらさらに最高なんでしょうが、僕は飲めないので、コーラで流し込む)

 スタジアムに入ると、選手の練習が終わり、開会式のようなイベントをしている最中でした。来場率は座席の20-30%程度でしょうか。プラハサポータ側以外は、ほとんど自由に座れます。座席チェックの係員もあまり厳しくないので、どこでも好きな場所に座れる様子でしたが、とりあえずチケットの指定する場所に足を運ぶと、そこはプラハサポータの集団がいる端っこの方の席でした。

 プラハのユニフォームは右が赤、左が白に分かれていて、先週見に行ったフェイエノールトとそっくり。スタジアムもフェイエノールトスタジアムと同じように、サッカー専用なのでピッチとスタンドの距離が近い。ユニフォームとスタジアムはフェイエノールトと似ていましたが、サポータは全く違う。紳士的なフェイエノールトサポータと対照的に、プラハのサポータは過激!応援席の最前列には、サングラスに上半身裸の男たちが立ち並び、その中心にはマイクを片手に騒ぎまくるリーダー。大声で叫ぶ声援は、スタジアムアナウンスのように、スタジアム中に響き渡ります。そんなのアリ?更に、TVではお馴染みの発煙筒も出てきて、得点をするたびに、どんちゃん騒ぎ。この試合は、プラハが5点も得点したので、お祭り騒ぎの様子でした。
 
試合の内容よりも、サポータの動向が気になってしょうがない試合でしたが、試合自体は、守備の連係に欠けるVysočina Jihlavaがプラハ個人突破をゆるす機会が多く、押され気味でした。チェコの選手は全く名前と顔が一致しませんが、さすが欧州はプレーの質が高い選手が多い。オランダと比べると、パスのスピードが遅く、球際の攻防がおとなしく感じましたが、これはこれで十分楽しく見れるレベルです。

欧州サッカーというと、スペイン、イタリア、イングランド、ドイツが頭に浮かびますが、その他のリーグも十分楽しめるはず。地域特有の楽しさを探しに、観戦続けていきます!
 

 

 







 

2016年5月9日月曜日

フットサルオランダリーグ (2016年5月7日 TPP vs asv LEBO)

もうすっかりフットサル観戦が日常生活になってきました。
今日は、17時に日本人フットサルチームでの練習をした後に、Rotterdamまで車を走らせてフットサルを観戦してきました。
オランダリーグのプレーオフ第2戦は、リーグ戦第2位のLEBOと第3位のTPPの試合でした。
今回の場所は、TPPのホームであるRotterdam、フェイエノールトスタジアムの横にあるTopsportcentrumという室内スタジアム。
今まで僕が見たオランダのスタジアムの中では一番立派で、両サイドに上下2段の観戦場所があり、ざっと1000人ぐらい収容できる大きさがありました。

一階のチケット売り場で、5ユーロを支払い、手の甲に支払い印のスタンプを押してもらって入場。
試合開始20:15の30分前に入り、練習風景も見れました。
この両チームは、試合前のアップでも、しっかり組織的に準備をしていて、統率されている感あり。
先日見たMarleneは、私服のおっちゃんが中に入ってアップしててから。。。

試合は、序盤から激しい攻防の連続。さすが、負けられない試合です。
LABOが1点先取した後、ホームのTPPがすかさず同点ゴール。さらに逆転。
試合開始10分で2-1となり、さあ、この続きはどうなるの?と思ったら、ホイッスルが鳴り、試合中断。
あれ?早めのタイムアウトかな、と思いきや、様子がちと違う。
何やら観客の方でザワツキあり。
と間もなく、選手が全員退場するじゃないか?!
オランダ語放送が流れるが、全く聞き取れず、いったい何が起こったのか把握できない私。
しばらくすると、会場の外から救急隊が入ってきて担架を持ってきた。
どうやら観客の体調が悪くなったようだ。
試合がしばらく中断したため、再度両チームに5分間のアップ時間が与えられ、ゲーム再開。
(もう、この時点で、21:15ぐらい。。。帰りは何時になるの?)

ゲーム再開後も、お互いに気合が入りまくり!
ホイッスルが鳴るとすぐに攻防が始まり、LEBOが同点弾。さらに逆転!
両チーム、気合が入りすぎて、ファールがどんどん増える。
気が付けば前半の残り7分の時点で、すでに両チーム5ファール。
次のファールはPKとわかっていながら、きわどいプレーが続き、第2PKが続出!!
結局、TPPが3本、LEBOが2本のPKを得て、お互い1本は外してしまい、前半終わり4-4の同点。

面白い試合展開は、後半も続き、シーソーゲームの展開。
総力戦となった戦いは、ホームの利か、TPPが精神的に有利に進めることができ、6-5で残り2分。
LEBOはここでパワープレーを仕掛けるが、ゴールを割れず。
反対に、TPPのゴレイロにパワープレー返しをくらってしまい、ゲーム終了。

スピード感があり、真剣みのある戦いで、面白かったです。
途中で、ファンと選手のいざこざもあったりしましたが、大声をあげて選手を応援するファンは素晴らしい。
会場に一体感があり、最後のホイッスルの瞬間は、ファンが会場に流れ込み、選手と抱擁。
日本では考えられない光景ですが、なんだか羨ましく、日本とのスポーツ観戦の違いを感じた試合でした。

試合が終わったのは22:30。フットサルで2時間を超える試合を見たのは久しぶりでした。
疲れました!


試合の様子はYouTubeでも見れます!
https://www.youtube.com/watch?v=Nn3C5KwiiV8











2016年5月7日土曜日

フットサルオランダリーグ(2016年5月6日 Play Off 第一戦 Knooppunt vs Marlene )

オランダの2015-2016フットサルリーグは12チームで行われ、先月、全22試合が終了して順位が決まりました。しかし、これで優勝が決まったのではなく、上位4チームでプレーオフをして優勝を決める方法を取っていることが、やっとわかりました。(笑)

1位vs4位、2位vs3位の試合をホームアンドアウェーで2試合して、
その勝者が優勝をかけて試合をする、ということですね。

プレーオフの第一戦(1位のKnooppuntと4位のMarlene)が、5月6日20:15、MarlenのホームであるHeerhugowaardで開催されました。アムステルダムから50㎞ぐらい離れた町で、車で1時間弱でした。

今回は、プレーオフということで、今まで観た2試合よりも、観客も多く、会場のデコレーションも増えていて、盛り上がった試合になりました。ちゃんと、チケット売り場もありましたし、パンフレットも配ってました。でも、日本人は僕一人のようで、なんだこいつは?という目で見られてたかな。。。

Knooppuntは、体格がしっかりした選手が多く、足元の技術もしっかりしていました。戦術は、後ろの三人でボールコント―ロールしながら、ピボに当てて、正面突破するパターンが多いです。Fリーグで言うと、オーシャンズに近いイメージですね。

Marleneは、若い選手が多く、体格も細め。前半はKnooppuntにボールを保持される時間が多く、自分たちの戦いができていない様子でしたが、後半は4人の連動した動きが増えてくると、相手のスキができて、得点にもつなげることができました。スピード勝負のチームっぽいです。


試合は、3-2でKnooppuntが勝利。前半2-0で折り返した後、後半は拮抗状態が続き、終盤になり、Knooppuntのドリブル突破から追加点。最後はMarleneがパワープレーを仕掛け、何度もパワープレー返しの危機を迎えながらも、残り1秒で、追加点で、3-2に。ホームアンドアウェーなので、この最後の追加1点が後で影響を与えるかも。

この試合の全プレイは、こちらで見れます!
https://www.youtube.com/watch?v=9BvP9wyTri0