2016年5月19日木曜日

フットサルチェコリーグ(2016年5月14日 Slavia Prague対Benago)

熱狂的なサッカー観戦の後、EDEN ARENAスタジアムから歩いて5分ほど東に行った場所に、ひっそりと屋内アリーナがありました。
サッカー観戦に来たサポータが、その後もどっとフットサル観戦に流れ込み、会場は満席になるんじゃないかな!
なんてことを少し思っていたんですが、多くのサポータの足はバス停に向かっていき、フットサル会場に足を運ぶのは、僕を含めて数十人程度。
どこの国もフットサルの環境は厳しいなあ、と改めて感じました。
 
もちろん、会場の周りにはポスターも何もないので、たまたまその場に来た程度では、目の前に来てもフットサルの試合があるのかどうかもわかりません
知る人ぞのみ中に入れる、といった状況ですね。
事前に調べていた僕は、迷わず中に入り、チケット売り場でチケット代(50コロネ、1コロネ=約4.5円)を払い、会場に侵入成功。
サッカーの試合が終わったのが17:20頃。17:45からの試合開始だったので、間に合うか心配でしたが、
ギリギリ、選手の練習が終わったころに到着で間に合いました。
またしても、フットサルの神様のご加護がありました。ありがとうございます!!
 
試合は、チェコフットサルリーグの準決勝play offの第二戦。
つまり、この試合の結果で、決勝戦のチームが決まるという大事な試合です。
対戦カードは、Slavia PragueBenago
Slaviaは、サッカー、ハンドボール、アイスホッケー等の多数のチームを持つ組織のようです。
相手はどこの地域なのかわかりませんでしたが、とりあえず、ユニフォームはバルサカラーだということが最大の特徴!
 
試合は、序盤から得点シーンが続き、Benagoが得点を続け、Slaviaはあっという間に4失点。
スタメン出場のゴレイロの足の調子が悪いようで、前半の早い段階から、若い兄ちゃんに交代。
しかし、運が悪いことに、その兄ちゃんも、相手選手と衝突して、足を強打。
兄ちゃんも負傷退場となり、1-6のスコア状態から、パワープレーを仕掛けることに。
しかし、それが功を奏して、パワープレーから2得点を挙げ、6-3で前半戦終了。
 
楽しみが後半につながった所でしたが、やはりパワープレーがずっと上手く続くわけはなく、
敢え無くパワープレー返しを連発でくらって、得点を入れるだけ、失点をしてしまう繰り返し。
あっけない失点の結果に、知らない間に満席になったサポータ達は、段々興奮状態に。
大声で罵倒するもんだから、サポータの応援にイライラする選手がちらほら。
コートにタオルを放り投げて試合を中断させたことをきっかけに、選手とサポータの間でちょっとしたいざこざもありました。
前のサッカーの試合から、ずっとビールを飲みまくっていたので、こういう結果になるのも無理ではないが。。。
(ちなみにチェコは、一人当たりのビール消費量は世界一なのです!)
 
応援は時間を追う事に荒っぽくなり、服を脱いで応援する若者の集団が出てくる始末。(上半身だけならず、下半身までも。。。)
残り試合時間が5分を切り、勝負が決まった当たりで、20名近くのお騒がせサポータは、罵声を残して、会場を去っていく。
そんな環境の中でも、選手は、最後まで全力で戦い、Slaviaはベストを尽くしました。
しかし、結果は7-12で、準決勝敗退。
 
試合後は、トロフィーの授与式がありました。恐らく準々優勝杯?
今シーズンの最終戦ということで、1シーズンを応援し続けたサポータに対して、選手たちから手渡しでユニフォームのプレゼントもありました。
フットサルは、サッカーの影に隠れて、目立たない存在であるのは日本も同じですが、
こうやって、熱心に応援しているサポータがいるのも同じです。
フットサルの楽しさがもっと多くの人に伝わる日が来ることを信じて、僕も欧州フットサルを応援していきます!
乞うご期待!














 
 
 

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